日本での預金封鎖の可能性。実は、日本でも戦後に預金封鎖が行われたことがあります。1946年2月のことでした。
第2次世界大戦後の日本では物資が不足し、物価が上昇しやすい状況にありました。
戦時中に軍が発注した物資に対する支払いが行われたことなども、物価上昇の背景となっています。 急激な物価上昇を抑える手段としてとられたのが、預金封鎖で、銀行から預金が引き出せなくなり、出回るお金が減ることで物価が下がるという仕組みです。
一方で現在の日本で心配されるのが財政の悪化。預金封鎖をし、その財産に課税することで財政の不足を補う可能性が指摘されています。
預金封鎖が行われた1946年には、同時に「新円切替」も行われています。これも物価上昇への対策で、新紙幣を発行し、従来の紙幣の流通を止めるというものでした。
日本では2024年に新紙幣の発行が予定されています。この新円切替からの連想で、同時に預金封鎖が行われるかもしれないと考える向きもあるようです。