かつての「1億総中流社会」では、一生懸命勉強して、それなりの学校や会社に入り定年まで勤め上げれば、余生は安泰でした。
女性はサラリーマンと結婚し、専業主婦として子供を育てることが当たり前の幸せとされました。 しかし、今は普通に生きていたら、暮らしは一向に楽にならず、老後不安から抜けだせない人生に転落してしまいます。
年齢や、性別による差別は許されない一方で、一人ひとりに求められる能力の水準が上がって、普通に生きている多くの人が、それをクリアできなくなったのです。
より高い学歴や資格、経験を持つ者だけが、優遇される現代は、いわば知能格差社会です。 夢を叶えて自己実現できるのは、ほんの一握りの上級国民だけです。